がんの予防
炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません: 生活習慣病を予防&改善する糖質制限食31のポイント
◆主要目次
プロローグ 今こそ、糖質過剰の真の危険を明かします
第1章 四大死因1 がんで死んではいけない
第2章 四大死因2 心筋梗塞、脳卒中、肺炎で死んではいけない
第3章 新しい五大疾病、精神疾患で死んではいけない
第4章 五大疾病の中核、糖尿病で死んではいけない
第5章 糖質過剰は全ての人に危険
第6章 身近に広がる糖質過剰病
第7章 糖質制限で現れるダイエット・美容効果
第8章 糖質過剰の社会を変える
おわりに
付録1糖質制限食のやり方
付録2食品の糖質量と○△×リスト
付録3食べてよい食品、避けたい食品
内容(「BOOK」データベースより)
日本人の四大死因・五大疾病は、“糖質過剰病”だった!様々な生活習慣病、心の病、美容などに対する糖質制限の劇的効果を初公開した話題の書。
正しい知識と方法で、がんを防ぐ!
「○○が、がんを予防する! 」「がんを防ぐ○○療法」など、がん予防の情報が溢れていますが、
その多くは科学的根拠にもとづいたものではありません。本書は、国立がん研究センターで予防に携わる著者が、
現時点で科学的に効果が認められた予防法を開陳するものです。
がんの最新知見から、がん予防の6原則、がん検診のメリットとデメリットまで、わかりやすく説明します。
以下、目次から――
●日本人に増えているがん
●ビタミンEのサプリメントは、リスクを高める!?
●年齢とがん(好発年齢)
●体形とがん
●ストレスとがん
●電磁波の発がん性
●がん予防、世界でもっとも理想的な民族は?
●日本人ならではの予防法
●がん予防の6原則
●がん予防と確率論
●がん検診はほとんど無駄になる!?
●見つける必要のないがんもある
●がん予防ワクチンはできるか?
●がんにかかったら、どの病院に行くべきか? ……ほか
「健康第一」は間違っている (筑摩選書)
日本は世界一の長寿を達成したが、健康・長寿願望は止まることを知らない。このうえ何を望むというのか。本書は、巷にあふれる健康情報や様々な医療データを精査し、おもに生活習慣病の治療と予防について根本から問いなおすもの。健康より大切なものはないのか。治療や予防によって損なわれているものは何か。従来の議論からはみだしていた問題を爼上に載せ、これからの(本来の)医療の役割をさぐるラディカルな医療論。
【私のブログ記事】長生きするのは善なのか?
スパコン「京」の開発予算の審議で、蓮舫さんは「2番ではダメなんですか?」と言ったが、世界一の長寿国になっても「1番でもダメ」なようで、まだ健康第一だとやっています。これじゃおかしくないですか?
ということを書いているのが名郷直樹医師の『「健康第一」は間違っている』です。タイトルだけをみると「医療否定本」のようですが、名郷医師は『EBM実践ワークブック』などの医師向けの著作もあり、EBMに基づく医療を先進的に行ってきた方です。
世の中が「健康第一」「長生き第一」「医療は万能」にぶれすぎているから、真逆の考えをあえて打ち出そうというのです。
二人に一人はがんになる時代で、分子標的薬などの高額な薬がどんどん開発されていった先には、医療財政の破綻は避けがたいでしょう。その薬を使ったとしても、強烈な副作用と引き替えに、わずかに余命が伸びるだけだとしたら、70、80歳なら、もう十分に生きたから治療はしない、そのお金は若い世代のために使ってくれ、というのも一つの選択だと思うのです。「譲る」という考えがあっても良い。40代前後のまだ子供を養育している世代が、安心して治療に専念し、治して社会復帰できるような施策のために医療資源を使った方が良いと思いませんか。
もちろん、何が何でも死ぬのは嫌だ、もっと生きたいというのも「等価」ですから選択は自由です。しかし、全員が100、120歳まで生きたらどんな世になるのか。医学が、遺伝子治療も進んで究極の「不死」を得たとしたら、それはおぞましいことです。まったく人が死ななくなると、この地球が養うことができる人口をはるかに超えてしまい、結局は全員が死んでしまう。人類は滅亡することになるでしょう。「死」を獲得することによって、ヒトという種は繁栄してこれたのです。
そこそこ生きたら良しとしなければ。いずれ死は避けがたいのです。死は避けるものではなく、やってきたならば受け入れるべきものなのです。
世の中の大きな流れを一度疑ってみるというのも大切なことです。今年は論文捏造事件で大騒ぎでしたが、捏造とまではいかなくても、営利企業である製薬会社がかかわっているかぎりは何らかのバイアスはあって当然です。抗がん剤の治療成績もそういう目で見た方が良い。
なぜ、「がん」になるのか?その予防学教えます。
科学的根拠に基づく病気にならない生活習慣。肥満だからって、がんリスクは高くない?!コーヒーでがんを予防できる?おそろしい受動喫煙の実態。10万人をコホート調査。
食べ物とがん予防―健康情報をどう読むか (文春新書)
ココアは健康に良い、バナナはがん予防になるといった、科学的な価値のはっきりしない話が大きく報道される反面、重要で面白い研究が見逃されている。現代にあふれ返っている健康情報は、六段階のフローチャートで読み解けば、誰にでもその価値は判断できる―栄養とがん予防を専門とする医師・研究者である筆者が、最新の興味深い医学論文56例を紹介しつつ、テレビ・新聞などが流す健康情報に戸惑いを感じている人々へおくる、取っておきの処方箋。
がん検診は誤解だらけ―何を選んでどう受ける (NHK出版生活人新書)
「がん検診を受けるのは症状が出てからでも間に合う」「がん検診を受けるなら、がんがたくさん見つかるハイテク検診で」など、がん検診には多くの誤解がある。しかし、がんによる死を防ぐ確実な方法は、有効ながん検診を適切に受けることだ。さまざまな誤解が効果のあるがん検診の妨げになっている。国際基準に照らして初めて明かされる、死亡率を下げる効果のあるがん検診とは。